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新田さんの文章をいつも愛読していますが、
これだけは声を大にして言いたいと思います。
クリスティーは面白い!
私は特にクリスティーの登場人物が陰険だとは思いません。
むしろ、人間の弱さを描いていると思います。
被害者の肖像が何度も変る『五匹の子豚』には感動しました。
優しいがゆえに残虐な犯人が出てくる『予告殺人』もよかった。
ヒロインが自分の気持ちを素直に伝えられない『杉の棺』の切なさ。
幻想的な恋愛と悪夢がかけめぐる『終りなき夜に生れつく』も好きです。
犯罪があまりからまない『謎のクィン氏』にも不思議な雰囲気がありました。
アラはあるけど、老いと闘うミス・マープルの『鏡は横にひび割れて』も名作。
好きな話はいろいろあり……。別に陰険合戦ではない、と分っていただきたいのです。
だから、
「クリスティーの小説は人間が陰険なところがいいんだよ」
というのは確かにおかしいですね。
それから、ポアロについてですが、
ベルギー南部出身、というのにはあまり意味はないようです。
なんとなく設定して、あとで後悔した、と冗談交りに語っていました。
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